働き方のホント

その3Kイメージ、アップデートしよう!

「キツい・汚い・危険」「残業だらけ」。建設の現場のそんなイメージを、国の数字でアップデート。良くなってきたことと、まだ残る課題の両方を紹介します。

建設の現場と聞くと、「キツい・汚い・危険」の3Kや、「残業だらけで帰れない」を思い浮かべる人も多いかもしれません。

でも、国の数字を並べてみると、現場はこの30年あまりで大きく変わってきています。そのイメージ、いっしょにアップデートしてみましょう。

変化1 事故は、ぐっと減った。

建設業で、仕事中の事故で亡くなった人は、1989年(平成元年)には1,017人でした。2025年(令和7年)は214人。平成元年以降で、いちばん少ない数です(職人さんも含めた建設業全体の数字。建設業労働災害防止協会・厚生労働省)。

現場には、作業を始める前に危ないところをみんなで出し合うKY活動など、安全のための取り組みもあります。

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変化2 働く時間は、減ってきた。

国の統計では、建設業の1年間の労働時間は、1990年(平成2年)の2,198時間から、2024年(令和6年)は1,938時間になりました。

完全週休2日の会社の割合も、2001年の23.6%から、2024年は45.9%に増えています(従業員30人以上の会社)。ただ、これは会社の決まりの数。現場で実際に休めているかは、また別の話です。

2024年4月からは、建設業にも残業の上限のルールが適用されました。くわしくは時間外労働の上限の記事へ。

現場の働き方のいま、もっと聞いてみたい人はどうぞ。

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変化3 国がかかげる「新3K」

「給与が良い・休暇が取れる・希望が持てる」。これが、国土交通省が使っている新3Kです。

国の工事で週休2日の対象になった工事は、2016年度の165件から、2019年度には4,835件に増えました(2019年度までの数字)。

新3Kは「目指す姿」

新3Kは、国と業界が目指している姿です。もう実現した、という意味ではありません。

ここも正直に

事故は減りましたが、建設業は今も、仕事中に亡くなる人がいちばん多い業種です。2023年は、全産業の死亡者の29.5%を占めました。働く人の割合(7.1%)より高い数字です。

労働時間も、全産業の1,643時間(2024年)よりまだ長く、完全週休2日の会社は半分に届いていません。労働時間は「なお高水準」。国土交通省も、そう認めています。

昔のイメージのままではない。でも、まだ変わっている途中。その両方を知っておくのが、いちばん安心です。

覚えておきたいこと

休みや残業は、会社や現場でかなり違います。求人票の見方は求人票の記事、休みの聞き方は休みの聞き方の記事で確かめてみてください。

次の一歩

  1. 女性の働き方は、現場で働く女性の記事へ
  2. 残業のホントは、残業の記事へ
  3. 全体像は、施工管理が今アツい5つの理由へ

迷ったら、まずは話してみてください。

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参考にした資料

  1. 建設業労働災害防止協会「建設業における労働災害発生状況」
  2. 厚生労働省「令和7年の労働災害発生状況を公表」(令和8年5月27日)
  3. 厚生労働省「建設労働をめぐる情勢について」(令和8年3月11日)
  4. 厚生労働省「建設労働関係統計資料」(第16表・第17表)
  5. 国土交通省「第三次・担い手3法について」(令和6年8月)
  6. e-Gov 法令検索「労働基準法」(附則139条)
  7. 国土交通省「新3Kを実現するための直轄工事における取組」
  8. 国土交通省「建設業界への就職を希望される皆さま」(新3Kのチラシ)

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